大切な父が2月に天国へ旅立ってしまった
家族にとって思いもしない突然の出来事で
まさか父が癌に侵されているとは・・・
父は亡くなる1週間前まで元気に過ごしていた。
食欲がなくなり病院で検査したところ
もう手術も何もできないほど癌が進行しており入院翌日には、
自宅療養(自宅看取り)か病院でこのまま痛み止めの点滴を打つかを選択することを医者から宣告された
父は、一呼吸おいてから
「お母さんに大変な思いをさせてしまうけど家に帰りたい」と申し訳なさそうに言った。
母も、妹も私も、そうだよね、帰ろう、おうちに帰ろう、と父に何度も声をかけ父の手を握った。
とても温かい手だった。お父さんの手。
突然の宣告にもかかわらず、父は車椅子に背筋をピンと伸ばし座り、真っ直ぐ前を見つめ、何も動揺することもなく、とにかくしっかりと気持ちを張っていた。
1日でも早く家に戻らせてあげたかった。けれども
自宅看取りの準備が、こんなにも大変で時間がかかるということをはじめて知った。
様々な手続き。介護用ベッドや、訪問介護士、ケアマネージャーの手配、などこの人的手配がなかなか決まらなかった。
それ以外の手続き準備はできていた。
この人的手配が難航したため、父は家に帰ることができず入院して1週間で病院で亡くなってしまった。
電話で孫たちの声を聞きながら・・・・
家に帰らせてあげたかった。
父は家に帰りたいと最後に望んだ。
その気持ちを叶えてあげたかった。
コロナ禍でお見舞いが病院で禁止されていた。
母が着替えなどを看護師に渡して届けるのみ。
入院してすぐに、父は「食欲の出る薬を点滴してほしい」と言ったそうだ。
父らしい。
父は、以前から私にも「食べなきゃ治らないから食べなさい」とよく言っていた。
父も食欲がない中、きっと食べないと治らないと思っていたと思う。
母と父とのメールのやりとりは2日ほどできただけで、あとはメールも返ってこなくなった。
母も父からのメールが返ってこない状況をどんなに不安に思っていただろう。
胸が締め付けられる。
私は父が入院してから、食欲が全くなくなり、何も食べれなくなり身内で葬儀を終えるまで6kgも痩せた。
自分もこのまま食べれなくなったらまずい、と思いながらもそれよりも父のことがショックで、在宅看取りの手配もなかなか進まず心配だけが募っていった。そんな日々でした。
父は天国へ行ってしまったけれど、最後まで父らしく立派でした。
強い精神力。前向きな思考。家族思いの父。頼りになる父。
今までたくさん、たくさん、辛い時に助けてもらった父。
孫たちを愛しそうに面倒見てくれた父。
母を大切に考えて支えてくれた父。
亡くなってから気づく父の偉大さ。
まだ、父が亡くなった実感が持ててないのですが家族は前に進んでいます。
最後に「家族が心配」と言い残した父。
心配をかけないように、徐々に元気を取り戻していきたいと思います。
生前お世話になった皆様方、今までありがとうございました。
父は、最後まで、父らしい立派な父でした。
頬がこけるほど痩せることもなく生前と変わらぬまま安らかに亡くなりました。
最後まで弱音ひとつも吐かずに頑張りました。
お父さん、近くにいてあげたかった。
お家に早く連れて行けなくてごめんね。手配が間に合わなかったんだよ。
お母さんも頑張っていたよ。
どうか天国で安らかに。お父さん今までありがとう。
大好きなお父さん。
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【2021/12/31 02:33】
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